今回のラブドールメイク講座では、シェーディングとチークについてまとめたいと思います。
シェーディング
シェーディングとは、顔に暗い色を入れて陰影をつけるメイク技法。あえて影を入れることで輪郭を引き締めたり目鼻立ちをくっきりさせたりする効果があります。
入れる場所は、輪郭の骨の上と裏・眉頭下のくぼみ・鼻の凹凸部分・下唇の下の4箇所です。
輪郭
顎の骨の上と裏(顎の下)に、広く塗れるブラシで薄く塗ります。顎先まで塗ってしまうと黒さが目立ち過ぎてしまうので、口角の真下のあたりまででOK。
眉頭下のくぼみ
細いアイシャドウブラシを使い、眉頭の下の窪みにトン。塗り広げると彫りが深い顔になってしまうので、ピンポイントで載せます。
鼻の凹凸部分
こちらもアイシャドウブラシを使い、鼻先・小鼻の両脇の窪み・鼻の先端のすぐ下に薄く塗ります。こうすることで鼻の立体感が増し、高く見えます。
下唇の下
同じアイシャドウブラシで、下唇の真ん中の真下の窪んだところに載せます。こちらも塗り広げるのではなく、ピンポイントで載せるように意識しましょう。
チーク
チークは頬に塗るだけではなく、目尻や涙袋にも入れることで血色を良くすることができます。
頬
ドールの輪郭によって似合う入れ方が変わりますが、基本的には頬骨の上を頂点にしてその周辺に入れます。大人っぽく見せるにはこめかみに向かって横長に斜めに、可愛らしく見せたい時は丸くふんわりと入れましょう。濃く塗りすぎるとアニメキャラのほっぺたや厚化粧のようになってしまうので、加減しながら入れます。
また、ラブドールの肌の色によって似合う色も変わります。色白のドールにはピンクや赤系の色が、日本人に近い肌色のドールにはオレンジやコーラル系の色がよく似合います。
目元
目元のチークは好みによって入れても入れなくてもOK。目の周りをぐるっと赤くしたり、目尻だけを強調するように入れたり、涙袋をほんのりと染めてみたり…と様々です。目の周り全体に入れる場合も、ぐるっと濃く塗りたくると歌舞伎の隈取りのようになってしまうので
- 目頭から目尻にかけて徐々に濃くしていく
- 目頭を少し濃く、中央は薄く、目尻は濃い目に
など工夫が必要です。
人間らしさと愛らしさをぐっと上げるために必要なシェーディングとチーク。単調な顔にならないためにも工夫してあげたいですね♪
次のメイク講座では、唇の塗り方についてまとめたいと思います。


